
院長あいさつ
当院のホームページをご覧頂きありがとうございます。院長の池間宏介です。
昨年末、私の大切な方が不慮の事故で眼窩底骨折という大ケガをされました。眼科の疾患であり、沢山そのような患者さんにも接してきたのですが、いざ自分の身近な人がそうなるとご本人とお会いするまで冷静でいられないものでした。ご本人にとっても痛みと戦いながら、失明するのでは、今後どうなるのか?というお気持ちは強かったのではないかと思います。ご自分の体に起こったことでもご自分の目で見ることができない場所である分不安はとても大きかったのではないかと思いました。眼科の病気では「赤くなった」「目やにが出た」「腫れた」という自分からも周りの方からも分かるような疾患以外に、ご本人にしか分からない見え方や痛みを来たす疾患は沢山あります。その為にご不安な気持ちが心から離れず「自由に楽しめる時間があるのに楽しめない」ということが有られる方もいらっしゃるのではないかと思います。少しでもご自身の眼に何が起こっているのか、どういう経過をたどる可能性があるのかをご説明し、ご不安を軽減して頂けるお手伝いができれば、と思っております。例えばお料理の味や体のトレーニングでもそうですが、私にはこれがあった、あれは合わなかった、というものが何にでもあるかと思いますが、病気の治療もそうだと思います。経済アナリストの森永卓郎氏がご自身の癌闘病での上梓された論説の中に印象的な一節がありました~ある治療薬剤で私は死にかけた、でも隣で全く同じ治療を受けている方は全く平気だった。その後別な治療法では大丈夫だった。これは「たまたま」私にあった、前者は「たまたま」あわなかった~、このことは頷かされるものでした。今やインターネットや書籍など色んな形で医療情報を得られるために、情報過多となって惑わされた方もいらっしゃるかと思います。世の中全ての方に利く治療法はないので、その人その人の疾患、背景、考えにあった治療法をご提案し、一緒に病気と闘う、そんなクリニックでありたいと思います。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
院長略歴
池間宏介 | 略歴 |
---|---|
平成12年 | 熊本大学医学部卒業 |
平成12年 | 熊本大学病院 眼科 |
平成13年 | NTT西日本九州病院 眼科 |
平成15年 | 熊本大学大学院(医学薬学研究部) |
平成18年 | NTT西日本九州病院 眼科 |
平成20年 | NTT西日本九州病院 眼科医長 |
平成24年5月 | たさき眼科クリニック 開院 |
医学博士(平成19年熊本大学受領) | |
眼科専門医(日本眼科学会認定) 身体障害者認定医 ボトックス認定医 | |
日本眼科学会、日本角膜学会、日本角膜移植学会、日本白内障屈折矯正手術学会 |
診療方針
1.地域に根差した信頼ある眼科を目指し、地域医療に貢献します。
2.眼疾患の啓蒙に努め、隠れ眼疾患保持者の発掘・治療に努めます。
3.目の状態を模型・ポスター・デジタル機器・文献などを用いて説明し、患者さんの理解に努め適切な治療を提供します。
4.スタッフ共々、患者さんが話しかけやすい雰囲気を作り、ご不明な点を気軽に質問できる環境を作ります。
5.同じ診療圏内の他診療科の医療施設と連携を取りながら、患者さんのケアを行います。